会社員としてのエンジニアであれば、毎月給料は入ってきますし、常に仕事をすることになるため少なくとも自分の能力を錆びつかせることがないというメリットがあります。しかしあえてそのメリットを捨ててフリーエンジニアとして独立を選ぶ人がいます。
独立するに当たって不安がないという人は皆無でしょう。本当に継続的にエンジニアとしての仕事を取っていくことができるのだろうかという心配や、これから増える教育費や払い続ける住宅ローン、そして老後の資金を賄うだけの十分な収入を得られるだろうか、大きな失敗によってエンジニアの仕事が続けられなくなるリスクは無事クリアできるだろうか、などなど独立にあたっての不安要素を数え上げればきりがありません。
しかし、独立するのであれば、そういった心配事に鈍感になるのは良くないでしょうが、ある程度の心配事を抱えるのはフリーとしての勲章だというような心構えが必要でしょう。リスクがあるからこそ得るものが大きくなるという心構えが大切なのです。実際にネガティブな精神状態で仕事をしていると、それは自然と仕事に伝染し、得意先にも伝わる可能性があります。それが「この人に依頼して大丈夫かな」という得意先の不安も呼び起こすという負のスパイラルを生んでしまうかもしれません。
この負のスパイラルを避けるためにも、独立した以上、自分の立てたビジョンに向かって前向きに取り組むという心構えが重要になるでしょう。